2014年02月14日

内容証明は手段。その目的は?


「何か問題が起きたときに、内容証明を送れば解決できる」と

考えるのは早計です。

内容証明とは、カンタンに言えば、誰にどんな文書を相送ったのかを

国の制度として、証明してくれる制度です。

また、内容証明だけでは、相手が受け取ったかどうかまでは証明

されませんので、通常、配達証明を付け、その郵便をいつ誰が

受け取ったのかまでを証明してもらえます。


内容証明(+配達証明)とは、このような制度です。

制度自体に、問題を解決するような目的はありません。

しかし、この制度の使い方によっては、

問題を解決する手段になる可能性はあります。

特に、効果が期待できる使い方の例は以下の通りです。


1)確実に自分の意思を伝える(その証拠とする)

後で、聞いてない。そんな文書はもらっていない。

と言われないようにするために、文書を送る必要があるとき。

例えば、クーリング・オフ制度を期限内に利用する場合

そのことを相手に伝えるために利用する。


2)相手を交渉の場へ引き込む

相手が問題から逃げている。ムヤムヤにしようとしている。

交渉しても話にならないような場合に、相手に真面目に交渉に

向かわせる目的。

この場合、期限までに○○してください、でなければ、法的手段を

取りますなど、相手がなお、問題から逃げる場合の当方の次の行動

を示すことで、相手の姿勢が変わることがあります。


3)法的手段の過程として

上記のように内容証明で警告したにもかかわらず、適正な対応が

なかった。との証拠として、次の法的手段に使うことを前提とします。

このような段階を踏むことは、当方としても本意ではなかったが

相手が対応してくれないので法的手続を取らざるを得なかったと

自らの行動を正当化する効果もあります。


※ 効果がない場合、逆効果の場合

内容証明を送っても、それに対する反応がなかった場合、あるいは

反論がなされた場合の対策がこちらにない場合、内容証明の効果を

期待することはあまりできません。


また、まだ、話し合いの解決の余地があるような場合、内容証明を

送りつけて来たと言って、かえって、交渉決裂で、問題をより深刻に

してしまうような場合もあります。



このように内容証明という制度を手段として、

目的を実現するために、使いましょう。







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posted by itoh_gyosei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 内容証明
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