「契約書を作ってください。」
行政書士として仕事をしていると、このようなご相談をいただくことが日常である。
もちろん、契約書を作成することは大切である。私の仕事ですから(笑)
しかし、その前に決めておきたいことがある。
それは、「どのような取引をしたいのか」である。
契約書は、事業の目的や取引のルールを文章にしたものである。
目的やルールが曖昧なままでは、どれほど立派な契約書を作成しても、本当に使いやすい契約書にはならない。
まず決めるべきこと
契約書を作る前に整理しておきたいことは数多くある。
例えば、
誰に、どのような商品やサービスを提供するのか。
どこまでを業務範囲とするのか。
料金はどのように決めるのか。
追加業務が発生した場合はどうするのか。
契約期間はどうするのか。
途中で契約を終了することはできるのか。
契約内容を変更する場合は、どのような手続きを取るのか。
これらが整理されて初めて、契約書は意味を持つ。
契約書は「答え」を書く文書
契約書は、何を決めるかを考える文書ではない。
話し合いによって決まった内容を書き残す文書である。
つまり、契約書には「答え」が書かれる。
その前に、会社としての考え方や取引の進め方という「問い」に答えを出しておく必要がある。
契約書だけでは事業は動かない
同じ業務委託契約書でも、会社によって内容は異なる。
それは、事業の進め方が違うからである。
契約書はビジネスモデルを反映し、業務フローを反映し、会社の価値観を反映する。
だからこそ、契約書だけを切り離して考えることはできない。
契約書は、事業の仕組みの一部なのである。
契約書を作ることが目的ではない
契約書を作ることはゴールではない。
目的は、安心して事業を進め、お客様と良い関係を築き、継続的な取引を実現することである。
その目的を実現するための道具の一つが契約書である。
契約書を作る前に取引の内容を整理すると、契約書は格段に分かりやすくなり、実際の運用もしやすくなる。
まとめ
良い契約書は、良い事業設計から生まれる。
契約書を書く前に、
「どのような取引をしたいのか。」
「どのような会社でありたいのか。」
「どのような関係をお客様と築きたいのか。」
その答えを整理することが何よりも大切である。
契約書は、事業の目的を実現するための設計図である。
だからこそ、契約書より先に決めるべきことがあるのである。
ブルーバード行政書士事務所では、契約書の作成だけでなく、事業の目的やビジネスモデル、業務フローを踏まえた契約設計をご提案しています。
「契約書だけを作る」のではなく、「事業の仕組みを整え、その内容を契約書として形にする」ことを大切にしています。
契約書や規約の作成、事業のルールづくりをご検討の際は、ぜひお気軽にブルーバード行政書士事務所へご相談ください。
2026年07月15日
契約書より先に決めるべきこと
posted by itoh_gyosei at 00:00| ホームページ更新情報