2026年06月22日

起業で最も大切なのは「お客様を決めること」


「何を売ろうか」
起業を考えるとき、多くの人が最初に考えるのは商品やサービスです。
しかし、本当に最初に考えるべきことは、「何を売るか」ではなく、
「誰の役に立つか」ではないでしょうか。
どれほど素晴らしい商品やサービスでも、
それを必要としている人がいなければ事業として成り立ちません。
反対に、お客様の困りごとや願いを深く理解できれば、
提供する商品やサービスは自然と見えてくるものです。

例えば、「経営者を支援したい」というだけでは範囲が広すぎます。
起業したばかりの人なのか。
従業員十人程度の会社なのか。
後継者不足に悩む企業なのか。
お客様が具体的になればなるほど、提供すべき価値も明確になっていきます。

一方で、
「誰でもお客様です」
という考え方は、一見すると間口が広くて良いように思えます。
しかし、誰にでも伝わる言葉は、誰の心にも深く届きません。
すべての人に向けたサービスは、結局誰にも選ばれないことがあります。
もちろん、最初から完璧に決める必要はありません。
事業を続ける中で、お客様は変化していきます。

実際、多くの会社が試行錯誤を繰り返しながら、自社に合ったお客様を見つけています。
大切なのは、
「自分は誰の役に立ちたいのか」
「その人はどんな悩みを抱えているのか」
「自分には何ができるのか」
を考え続けることです。

商品やサービスは変わることがあります。
ホームページも営業方法も変わるかもしれません。
しかし、「誰の役に立ちたいのか」という原点は、会社の方向性を決める大切な軸になります。
起業とは、商品を売ることではありません。
誰かの困りごとを解決し、価値を届けることです。
だからこそ、起業で最も大切なのは、「何を売るか」よりも
「誰の役に立つか」を決めることなのだと思います。

【ブルーバードビジネスデザイン株式会社からのお知らせ】

ブルーバードビジネスデザイン株式会社では、起業支援、法人設立支援、事業計画策定、ビジネスモデル構築、契約書・規約作成などを通じて、事業の仕組みづくりを支援しています。

単なる手続きではなく、「誰に、どのような価値を届けるのか」という事業の根幹から、一緒に考える伴走型の支援を行っています。

【『起業のための100問100答』発売中】
起業前に考えておきたいことを100の質問で整理した実践的な一冊です。
「何をやるか」だけでなく、「誰のために事業を行うのか」を考えるためのヒントも数多く盛り込んでいます。

【『共同経営のための100問100答』発売中】
共同経営を成功させるためには、役割分担や利益配分だけでなく、「誰のために事業を行うのか」という共通の価値観も重要です。
100の問いを通じて、長く続く共同経営の土台づくりを支援します。
posted by itoh_gyosei at 00:00| 起業相談