2026年05月18日

1人で株式会社を設立してみました。リアルな体験談

2026年4月22日。
私は、自分ひとりで株式会社を設立しました。

これまで、行政書士として、多くの法人設立支援を行ってきました。
また、自身でも複数の法人を立ち上げ、個人事業として行政書士事務所も運営してきました。

しかし今回、
「自分だけの会社を、自分ひとりで立ち上げてみたい」
と思うようになり、構想約1年。

「これだ」
と決まってから、実際に株式会社を設立しました。

日頃、私は、
・法人設立の相談
・定款作成
・定款認証
・議事録作成
などを行っています。

ただ、登記申請自体は司法書士の先生へお願いしています。

しかし今回は、
「自分がお客様へアドバイスしていることを、自分自身でも実際に体験してみよう」
と思い、あえて、すべて自分でやってみることにしました。

最初は、最近よく広告を見る法人設立代行サイト(F〇〇〇)へ丸投げしてみようかとも思いました。

ところが、
・入力が意外と面倒
・使い勝手があまり良くない
・最寄りの公証役場が使えない

などがあり、
「これは自分でやった方が早い」
となりました。

しかし、ここでひとつ疑問が。

「行政書士が、自分の会社の定款認証を代理申請する場合、どういう形になるのだろう?」

そこで、いつもお世話になっている公証役場へ相談したところ、

“個人の井藤真生が、行政書士の井藤真生へ委任状を発行し、代理申請の形を取る”

という方法になりました。

これは初めての経験でした。

会社印については、ネットでコストパフォーマンスが良さそうな業者を探し、思い切ってチタン製を注文しました。

印鑑は、一度作ると、後で変更するのはなかなか大変です。

また、通常の印鑑は、
・文字が擦れて読みにくくなる
・端が欠ける
などのリスクもあります。

そのため、耐久性を考えてチタンを選びました。

実際、仕上がった印鑑はとても美しく、
「なるほど、これは良い」
と感じました。

定款認証後は、
資本金の払込みを行い、登記申請書類を作成して法務局へ提出。

議事録などは日頃から作成していますが、
登記申請書そのものや、登記事項関係の書類を自分で作成するのは、なかなか新鮮でした。

そして何より緊張するのが――

15万円の収入印紙を貼る瞬間です(笑)

設立日である4月22日に申請を行い、無事に登記完了。

その後、法務局で印鑑カードを作成し、
印鑑証明書と履歴事項全部証明書を取得しました。

たまたま法務局と税務署が同じ建物内にあったため、

・法人設立届
・青色申告承認申請書
・インボイス登録申請書

も入手してきました。

実際に書いてみると、
記入自体はそれほど難しくありません。

分からないことも、今はネット検索でかなり調べられます。

税務署への提出も非常にシンプルでした。

現在は受領印が廃止されているため、
提出書類のコピーを控えとして保管。

受付では、
「何かあれば電話します」
と言われただけで、拍子抜けするほど簡単でした。

そして驚いたのが、その翌日。

なんと、メガバンク系ネット銀行から、
法人口座開設の営業DMが届きました。

法人設立情報がすぐに流通していることに驚きました。

しかも、そのスピード感が凄い。

銀行口座開設はWEBから簡単に申込みでき、
後日、30分ほどのWEB面談。

翌日には「審査通過」の連絡が届き、口座開設完了となりました。

こうして、
会社設立に関する一連の流れは無事完了。

ホームページも完成しています。

さて、
いよいよ、ここから本当のスタートです(笑)

今回、私は、
「自分自身で経験してみる」
という目的があったため、あえて一人で設立を行いました。

しかし、一般の方が会社設立をされる場合は、
私は、必ずしも“全部自分でやること”をお勧めしていません。

なぜなら、
会社設立は“目的”ではなく、“スタート”だからです。

設立手続きに時間と労力をかけすぎるより、
本来集中すべきは、

・商品やサービス
・営業
・集客
・資金計画
・ビジネスモデル

だからです。

もちろん、
自分でやることで学べることもたくさんあります。

しかし、
「何のために会社を作るのか」
を忘れてはいけません。

会社設立はゴールではなく、
あなたの思いを実践するための出発点です。

これから会社設立を考えている方の、少しでも参考になれば幸いです。

ブルーバードビジネスデザイン株式会社
ブルーバード行政書士事務所
NPO法人ブルーバード
posted by itoh_gyosei at 00:00| 起業相談