2019年05月02日

初めてのテーマに対してセミナーを行う場合のカリキュラムの作成方法


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自身にとっての初めてのテーマあるいはまだ経験の浅いテーマについてセミナー講師を行うこと、当然、誰にでもあることだと思います。

そんな場合に、どんな方法でセミナーのカリキュラムを構築したら良いかを自身の経験より述べます。


1.体系的な学習

どんなテーマにせよ、そのセミナーを引き受けたからには、何らかの自身の考えや知識が既にある程度あるものだとは思います。だから、我流で自分の考えや知識を述べれば良いというものではありません。

だからこそあえて、そのテーマに関して出されている書籍やセミナーのビデオなどを複数、できれば、その取扱いの仕方や主張の内容の異なるものを自身で学習してみることが大切です。
このようにすることで、自分の知識や考え方の偏りや長所、短所などを把握し、補強することができます。
さらに、今まで断片的な知識であったものを大きく俯瞰して体系的に理解します。

この体系的な学習とは、知識を網羅的に体系的につかむことが目的ですが、同時に、世間の一般水準を知ること=市場調査の意味もあります。



2.制約条件の中で何を提供すべきかを考えます

与えらえた時間、テーマで自分が表現したいことを列記します。
今回のセミナーの対象者とその目的を鑑みた上で、自身が何を表現すべきかを箇条書き、羅列状態で良いので、列記してみます。
今回1に対して、自身がどんな立ち位置で臨むのか(世間一般的なことを知らせるのか、あるいは分かりやすく表現するのか、特にポイントを置きたいところなどを意識します。)


3.ストーリーを組み立てます

実際にどんな順で何を伝えていくのかのストーリー(タイトル)を組み立てます。この時点で、自身の知識の足りない部分については、1に戻り、再度補強します。


4.細部の原稿を作成します

ストーリーに従い、各タイトルごとに細部原稿を作成します。
この場合に細かい記述まですること、大まかなタイトルのみにとどめ、その場で自分の言葉で話すことなど判断します。


5.全体の見直しをします

与えられた条件(時間、対象者、テーマ)と自身の目的(何を伝えたいか)から見て、全体の構成、バランス上問題ないか、不足な項目はないか、逆に余分なところはないかなどを検討して、修正を繰り返します。


以上です。

これは、私自身が行っている方法を整理したものですが、実際にはもっと臨機応変にその都度直観に頼って、方法を変えているのも事実です。
ただ、ひとつ気を付けたいことは、独りよがりにならないこと。
参加者が何を求めているのかを意識することが大切です。

参加者が求めていることを満たした上で、私自身の独自の考え方を乗せて行くことで、本当に伝えたい情報を提供できるものだと思います。

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posted by itoh_gyosei at 00:00| 役立つ豆知識