2014年08月26日

創業融資のポイント。ズバリ、返済できるか。


日本政策金融公庫などの創業融資を申請する際に、

「事業資金の借入なんて初めてなんで、よく分からない。」

と感じるのは、当たり前です。 

創業を何度も経験する人は、限られていますので、

創業融資の申請は、決して、慣れるものではありません。


借入の際の注意事項として、

(1)自己資金をどれだけ用意しているか?

(2)経営や事業に対する経験や人となり

(3)事業計画(とりわけ資金計画)

等が、問われますが、これらはそれぞれ別個の目的があって

質問されるのではありません。


何が大切なのか?

貸す側の立場になれば分かります。

そうです、「返済できるか?」です。


(1)自己資金をどれだけ用意しているか?

自己資金をある程度用意した上で、残りの事業資金を融資で

まかないたいと考えるのは、「計画的で、きちんとした人」と

評価される可能性が高いでしょう。

例えば、3年後の独立開業を目指して、毎月5万円ずつ、コツコツ

と銀行へ積立預金をして300万円貯まった。創業資金が600万円要るので

自己資金の残り300万円を融資して欲しい。

であれば、この人に対する信頼はグッと高いでしょう。

当然このような人であれば、顧客や取引先との約束も守り、事業計画を

きちんと達成できるのではないか? また、万が一、事業が上手く

行かなかったとしても、毎月5万円ずつ3年間で返済してくれるだろう。

などと、事業の話を聞くまでもなく、融資が決定する(これは冗談ですが)

可能性さえ感じます。



(2)経営や事業に対する経験や人となり

やろうとしている事業に対する経験や、経営能力。個人的な適性など

「あなたなら大丈夫」と言われる個人の特性の部分です。

こちらは、けっして、一流の経営能力や実務経験を求めている訳では

ありません。

要は、「きちんと事業ができる能力と責任感を整えているか?」が、

問われます。


この部分が、強く問われるのは、「創業融資」ならではの特徴でも

あります。既に事業を行っている方の場合は、過去の経験などを細かく

問わないでも、事業の決算数字を見れば、実績がわかるから、そちらで

判断される比重が高いのです。




(3)事業計画(とりわけ資金計画)

本題のテーマでもある「ズバリ、返済できるか」の計画の部分ですが、

さて、この計画にどの程度の信ぴょう性、信頼性があるのか、それを

(1)(2)の要素と併せて判断されると考えれば良いでしょう。



時々、「事業の革新性」や「事業の社会的意義」だけに偏り、とうとうと

述べる方がいらっしゃいますが、残念ながら、事業資金融資の目的とは

ズレている場合が多いのです。


まだ、事業と呼べない段階であるのであれば、創業融資を申請しては

行けません。


「研究開発」助成金や、「社会貢献」に関する寄付金などを

応募すべきでしょう。



創業融資とは、きちんとした事業計画を実行して行くために、

不足する創業の為の資金を借り入れる為のものであり、

「研究開発費」や「寄付金」あるいは「生活費」の穴埋めの為にある

制度ではありません。












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posted by itoh_gyosei at 00:00| 融資、資金調達